2026/02/21-22 春の学校 出張セミナー
企画概要
2026年2月21日、22日の両日にわたり、山形県立酒田東・致道館・山形東高等学校、秋田県立本荘高等学校の合計 35 名の生徒様を対象に、「春の学校」出張セミナーを実施いたしました。
今回のセミナーでは、「為せば成る ― 今を動かす、未来を拓く」というコンセプトのもと、
- 自己効力感を高め、挑戦への意欲を刺激すること
(自己効力感:特定の課題に関する「自分ならできる」という確信、自信よりも具体的で根拠に基づいた感情) - 具体的な行動目標を設定し、主体的・内発的に学習すること
- 未知に挑戦する開拓者精神を身につけ、将来の選択肢を広げること
の3点を主な目標に据えました。
以下では、セミナーの内容や生徒様のご様子についてご報告いたします。
セミナーの流れ
本セミナーは、以下のようなタイムスケジュールで行いました。
1日目
10:00〜10:30 開校式
10:45〜11:35 アイスブレイク
11:55~13:00 ライバル認識ディスカッション
13:00~14:00 昼食
14:00~14:25 将来ビジョンプレゼンテーション
14:35~16:10 将来ビジョンワークショップ
16:30~17:55 個別相談会(対面)・ノート展示
17:55~18:00 一日目クロージング
18:00~19:00 夕食
19:15~21:15 個別相談会(オンライン・対面、自由参加)
2日目
8:20〜8:30 二日目オープニング
8:30~8:55 アイスブレイク
9:10〜11:10 長期計画ワークショップ
11:10~12:10 昼食
12:10〜13:50 短期計画ワークショップ
14:00〜14:30 個別相談会(対面)
14:40~15:00 閉校式
アイスブレイク

このコンテンツでは、生徒様と大学生、および生徒様どうしの距離を縮め、その後の意見交換をしやすくすることを目的に簡単なゲームを行いました。
1日目は、班ごとに自分に関する質問に次々答える「高速自己紹介チャレンジ」、異なる伝達手段をリレー形式でつなぐ「ぐるぐる変換伝言レース」を行いました。
2日目は日常にひそむ知識から大学における学びを考えるクイズ「あなたは東大生より賢いの? 」で高校生チームと大学生チームに分かれて戦いました。
生徒様からは、「他校の人たちと喋れて楽しかった」「高校生だけでなく、大学生も含めお互いに打ち解けることができた」といったお声をいただき、コンテンツの目的を達成することができました。
ライバル認識ディスカッション

地方の高校生の周囲にはロールモデルや仲間が少ないため、都市部のライバルの実態を把握できず、ライバルを過剰に恐れて過度な不安を感じてしまうという課題があります。
このコンテンツでは、ディスカッションを通じて「いかにして格差を埋められるか」ということを考え、挑戦を恐れず、主体的に未来を選び取るきっかけを提供しました。
生徒様からは、「自分でも都会の人と戦えると知ってモチベーションが上がった」「格差を再認識し勉強の意識が高まった」といったお声をいただき、前向きな姿勢をつくっていただくことができました。
将来ビジョンプレゼンテーション・ワークショップ

このコンテンツでは、明確な目標や興味がまだ定まっていなくても大丈夫だという前提に立ち、大学生がこれまでの人生の中でどのようなことに興味を持ってきたか、現在の専攻分野とどのように出会ったかというモデルケースを提示し、進路の選び方について一緒に考えました。
生徒様からは、「文理選択や職業について悩むのは当たり前で、悩んでたどり着いた道を正解にすることが大切だと思った」「進路は元々決まっていたが様々な視点で考えることができた」といったお声をいただき、目的を達成することができました。
個別相談会・ノート展示

生徒様一人ひとりの疑問や不安を解消するため、個別のご質問・ご相談にお答えしました。あわせて、現地参加の大学生ではカバーしきれないお悩みを解決するため、Zoomを使用して幅広い属性の大学生との個別相談会も実施しました。
生徒様からは、「勉強に対する不安や悩みを、東大生と真剣に話したり、またはざっくばらんに会話したりと、とても貴重な経験をすることができて良かった」「オンラインの個別相談がとても良かった。自分が悩んでいることを聞きたい人の元で聞けたのが良かった」とのご感想をいただき、おおむね目的を達成することができました。
また個別相談会と同時に、大学生が高校時代に実際に使用していたノートを展示しました。生徒の皆様が熱心にノートをご覧になる様子が印象的でした。時間に余裕を持った展示にする、ノートに関する説明書きをより充実させるなど、今後の活動に一層の工夫を施してまいります。
長期計画作りワークショップ
このコンテンツでは、生徒様がいつまでに何をしなければならないかご自身で把握し、主体的に自分で計画を立てて実行できる能力を身につけていただくことを目的としました。
生徒様からは、「実際に英語の計画を立てて、自分がしなければならないことの量や目指す姿が明確になった」「初めて遠くを見据えられた」とのお声をいただきました。
短期計画作りワークショップ

このコンテンツでは、企画全体のしめくくりとしまして、2日間を通して得たものを、実際に行動に移すことを目標としました。
長期計画作りワークショップで把握した課題から逆算して1週間単位の勉強計画をたてて、課題を日々のルーティンという実行可能で具体的な行動目標に落とし込みました。
生徒様からは、「自分の課題や集中力など、様々な観点から考えて計画を立てる練習をすることができた」「今日立てた計画をこれからも改良を重ねながら実行していきたい」とのお声をいただき、今後につながる機会をご提供できたものと存じます。
まとめ
今回のセミナーでは、生徒様が非常に意欲的に参加してくださったことが印象的でした。
大学生の話を一方的に聞くだけでなく、積極的な意見交換から貪欲に知識を吸収しようという姿勢は、今後の人生において必ず生徒様の身を助けるものと思います。
このセミナーを通して、生徒様には地方に生まれ育ったからといって挑戦を諦めなくてよいということをお伝えし、そのための進路の考え方や具体的な勉強の方法について一緒に考えました。
この経験を今後の高校生活、およびその後の将来に少しでも活かしていただき、生徒様がご自身の可能性を信じ、思い込みに縛られずにそれぞれの人生を拓いてゆくことを心より祈念しております。